お父さんゆび
皆様、こんにちは♬*゚
今回は、幼稚園生の生徒様のお話で、ご入会から数ヶ月、使用する指や手の形について行っていたレッスン中の1コマを、ブログにしてみました。
始めたばかりの頃は、ドというお名前や、色などから始まっていきますが、ド、レ、ミと音が増えると、今度は新しいことをお教えしています。
主に人差し指など、使いやすい指1本で、まずはピアノに触れ、慣れていくところからスタートしますが、ドのみだった曲からレが出てきたり、ミも出てくると、3音でも曲らしくなります♫
すると、次に1本指で弾いていた状態から、ドはお父さん指、レはお母さん指、ミはお兄さん指と、指を指定していく形になります。
慣れるまでは爪にシールを貼ったりして慣らしていくと、皆様だんだん覚えてくれます♫
そして今回のタイトルである、「お父さんゆび」ですが、指については番号のことだけではなく、弾く形についても皆様、お勉強されています。
何冊もテキストが進むと、丸い綺麗な形で弾くことに気をつけていきますが、入会して数ヶ月の皆様に行っているのが、主に親指の使い方です。
未就学児の方や幼稚園生によくあるのが、親指の爪の部分というのは、親指全体の上側にありますが、それを逆さにした形で弾く生徒様が、多くいらっしゃいます。もちろん最初は、ドレミ全てで指が違うことから学んでいくので、最初はそのまま弾いていただいていますが、回数を重ねてきた時に、親指を逆さにして弾くのではなく、親指の側面で弾く練習をスタートしています♫
最初からすぐに出来る生徒様ばかりではないので、声をかけながら少しずつ、保護者様にもそうお声がけをして行っていますが、今回の生徒様も最初は難しく逆さにすることが多くありました。
ですが、毎回少しずつ行っていたとある日、いつものように生徒様の表情や動きを見て、「この辺でやめておいて、もう1回カードをやるか、ワーク、うーんどうしよう……」と思っていた次の瞬間、なんと!いきなりスラスラと出来たのです!
これには私も、同室されていたお父様も驚き、「〇〇ちゃん凄いね〜!」とたくさん褒めると、恥ずかしそうに、でもニコッと笑ってくれた生徒様。
こういった瞬間は私にとっても、嬉しいです♫
こちらは後日談になりますが、次の週、「〇〇ちゃん、この間のおてて覚えてる?」「うん!」という会話のあとやってみると、親指を逆さにすることなく、完璧に弾けるようになっていた生徒様。
少しずつで大丈夫。また一緒に頑張ろうね♫