この音、どんなお顔してるかな?
よくレッスンで生徒さんにこんなことを聞きます。
「ここの音はどんなお顔してるかな?」
すると、「んー、ちょっと怒ってて、でも悲しそう!」…や、「楽しくお友達と手繋いでるみたい!!」など他に抽象的なイメージや、様々感じたことを教えてくれます。
少し恥ずかしがり屋さんな子、自分の思いを発言するのが苦手な子も、もじもじしながらもしっかり考えがあるのがわかるので、「言葉には出さなくていいから、じゃあ気持ちを込めて音で現してみよう!」と一緒に演奏していきます。一人一人感じることは当たり前に違うので、感じたことやイメージに正解はありません!
何でそんなに音楽にイメージや想像力が大切なのか、それは演奏に大きく関わっていくからです。簡単に言うと、テクニックの先に先程言ったイメージや想像力、どう弾きたいかで個性差が生まれてきます。それが演奏表現となっていきます。
日頃から「自分はどう感じるのか?」をとっても大切にしていきたいものです。