ぼく、分かるよ!
ピアノという楽器は、左手・右手を共に使うことによって、様々な曲が弾けるようになりますが
どちらの手も使用するというのが、小さな生徒さんや、ピアノを始めたばかりの方にはとっては、難しいものでもあります。
こちらの教室で使用する、主なテキストに、序盤の方から左手が出てきます。まず楽譜を見た時にこの音はどっちの手かな?どこの場所かな?と、色々なことを考えなくては、なりません。生徒さん達は、最初こそ慣れないものの、頑張って上手に弾けるようになっています♫
タイトルの「ぼく、分かるよ!」は、私の生徒さんのお話なのですが、彼は入会された時に、片手のみ使用するテキストから入ったので、しばらくは右手だけ使用していたこともあり、そのシリーズが終わった時、左手に苦戦していました。
なんとか分かりやすいようにと工夫をし、彼にもお母様にも、ゆっくりやっていきましょうね!と常々、お話していました。ですが、彼の努力で、だんだん左手も分かるようになってきて、宿題もちゃんと出来るようになってきました!
そんなある日、1つの曲が終わり、「じゃあ次は、この曲やってみようね〜!」と、片手から譜読みを始めようとすると彼が「ぼく、分かるよ!」といって、間違えることなく弾いてくれたのです!
彼が堂々と、自信をもって弾いてくれたのは、自分自身が努力した結果だと感じ、とても嬉しく、そして彼の成長を感じた出来事でした♫