指、くるん!
「指、くるん!」タイトルを見て、このブログを開いて下さった方は、??と思ってしまうような、名前を付けたのですが、ピアノを習っていた方は懐かしいのではないでしょうか?
これは、「指くぐり」の、お話です!
指くぐりというのは、親指を他の指の下へ、くぐらせて次の音を弾くことを、そう言います。
例としては、右手で「ドレミファソラシド」を弾く時、ソまで片手で来れますが、次に行けません。
そんな時、ドレミのあと、親指が中指(ミ)の下をくぐってファに行くことで、人差し指からソラシド、と最後まで弾くことができます。
この指くぐりをする際に、声かけをしながらレッスンをするので、「指くぐり」だと言いづらいのと文字数が多いので、私は、「くるん」と言うようにしています。すると生徒さんも、指くぐりのことだと理解してくれているので、「くるん」で、ちゃんと指くぐりをしてくれます♫
今回の生徒さんは、ピアノを習い始めて数ヶ月なので、まだテキストで指くぐりは出てきていません。ですが、発表会で指くぐりが出てきたので、レッスンで何度も練習を繰り返してきました。
すると、一生懸命頑張った成果が出て、とてもスムーズに指くぐりが出来るように……!!
そして、もう1つ感動したのが、指くぐりをする瞬間、「くるん!」と生徒さんが言葉にしていたのできっと「くるん!」と言いながら、それだけ練習を頑張ったのだと思うと、胸が熱くなりました。
いつも一生懸命な生徒さんだからこそ、やったことがないことを、こんな短期間で出来たのだと思います。生徒さんの上達に感動し、私自身も練習や指導の勉強を頑張ろう!と改めて思いました。