3歳の生徒さん
今回は、私が受け持っている生徒の中で最年少、3歳の彼女のお話です。 “3歳”と聞くと、皆さんはどのように感じますか?
3歳という年齢は、まだ幼稚園にも通っていない、小さい子。そんな生徒さんが、毎週私の元に来て、保護者の方が同室ではない中、レッスンを頑張っています。
最初は、すごく大人しく、お父さんお母さんにベッタリだった彼女。ですがいつの日からか、2人きりでレッスンを受けるようになりました。
初回は泣いてしまうのではないか……と思っていた不安を他所に、今まで以上にお話してくれました。 そんなある日、ワークを一緒にやっていた日のこと。彼女が色をぬってくれたのを切ろうとした時「〇〇ちゃん、やりたい!」と言ったので、ハサミを渡しました。
怪我しないかハラハラしながら見ていましたが、そんな不安とは裏腹に、とても上手に切れました!のりも器用にぬり、いつも私がやっていたことを、全てこなしていました。その姿を見て、こうやって少しずつ出来ることが増えていくんだな〜と思い、1人ほっこりした気持ちになりました。 ピアノも頑張っていて先日、1冊のテキストが終了しました。この1冊を終わらせたというのは、彼女の努力の証であり、これからも成長を見守っていきたいと思っています。