基礎の大事さ
みなさん、こんにちは。
ぱれっとピアノ教室 講師の田中芙生子です。
いよいよ、第3回ぱれっとピアノ教室発表会の開催が近付き、参加される生徒様は意欲的に選曲、練習に励んでくださっています。
親御様や周りの皆様のサポート、心より感謝申し上げます。
発表会の選曲は、皆様様々ですが、少しいつもよりレベルアップした曲にトライする方が多いです。
まず、弾きたい曲を選ぶことが1番で、その次に、発表会開催時期に進まれているであろうレベルをおおよそ想定します。
その頃に弾くレベルのものから、少し難しいものを選んで、尚且つ発表会向けの曲を選ぶことが多いです。
発表会でも、コンクールでも、開催日が近付いたら、その曲を中心に練習もレッスンもすることがほとんどです。
が、私のついていた先生は、そこで基礎を抜かしてしまうと、伸びるはずの基礎が落ちてしまう、と、バイエルや基礎で進めていた曲は必ず合わせて練習、レッスンでも弾く、合格しても新しい曲を宿題としてもらっていました。
当時は、集中できない!練習時間が、発表会曲に充てられない!など思っていましたが、今は全く反対の意見で、感謝しかありません。
発表会などで普段よりも難しい曲を選ぶほど、譜読みが難しく、特に今の時代は、YouTubeや音楽サブスクサイトなど、耳から取り入れられるツールが沢山あるため、弾けることを目的に曲を仕上げてしまいがちです。
ですが、基礎の練習をきちんと進めることで、楽譜を読むことが癖になり、聴くだけでは気付くことのできなかった記号や表記を見つけることができます。
また、発表会終わりに始める曲の譜読みスピードと、楽譜の細かい部分に気付くことができる力が圧倒的に違います。
楽譜は、耳だけでは聴き分けられない、作曲者の想いが沢山詰まっているので、是非1つひとつを表現して欲しいな、と思います。
今、まさに発表会曲を皆様と練習していますが、時間を工夫しながら、レッスンでは基礎もしっかり進めていきたいと、自分に課すためにもブログに書かせていただきました☺️
今から発表会がとても楽しみです♪