運指と指のかたち
滝野川からこんにちは!
運指って指づかいのことなんですが、聞き慣れない言葉ですよね。
ピアノを弾くことにおいて指づかいは無視できない大事な要素です。
楽譜には、著者が最適な指づかいを記しています。その通り弾けば無理なく美しく弾けるということなのですが、私はなにがなんでもその指づかいで弾かなくてもよい、という考えでレッスンしています。
もちろんあまりにも無理な動きをしていたら「こうした方がいいんじゃない?」とのアドバイスをすることもありますが、生徒さんが自分で弾きやすい指を考えて開拓していくことも尊重したいと思っているのです。
色々な指づかいを試して、しっくりきたもので弾く、その工程もとっても有意義な時間です。
また、小さな生徒さんによく見られる手のかたち問題ですが、まだ始めたばかりだと、どんな手のかたちでピアノを弾いてよいかわからないということは多々あることです。
グーの手の形で弾いてみたり、手のひらを鍵盤の下にぺったりとつけたたま弾いてみたり。
様々なかたちで皆さま入っていきますが、手のかたちや使い方を弾きやすいように変えるように言うこともありますが、ピアノを習っていくうちに自然と弾きやすい手のかたちを自分で見つけていくものなのです。やはり、弾きやすいかたちというものはあるんですよね。
たくさんの音を習っていくうちに、グーの手では弾けなくなっていきますから、自分で指を伸ばして弾くということを開拓していくのです。
私も、助言するという姿勢でおり、あまりこうしなさい、と強制はしないよう努めております。自分で考える、という力もつけてくれるといいなと思って見守っています♪