グランドピアノとアップライトピアノの違い
皆さんは、電子ピアノではない普通のピアノ(以下アコースティックピアノと言いいます)はグランドピアノとアップライトピアノの2種類があることをご存知ですか?
♪グランドピアノ
♪アップライトピアノ
グランドピアノについて
まずピアノ本来の形は、グランドピアノのような横に長い形をしていました。
横に張り巡らせた弦を鍵盤の端についているハンマーで叩くことで音を叩く仕組みになっています。
グランドピアノのメリット
- 一つ一つの音がはっきりとクリアに聞こえる
- 強い音も弱い音も豊かに伸びていく
- 強弱の幅がつきやすい
- ダブルエスケープメントで、鍵盤の立ち上がりが早く、細かい連打が可能。
こちらのダブルエスケープメントというのは、グランドピアノだけの構造で、鍵盤を押したあと上まで上がり切る前に、次の音が出せるので、素早い連打が可能になります。
アップライトピアノについて
アップライトピアノは、グランドピアノを家庭用に場所をとらないよう、縦型にしたピアノです。
本来横に伸ばすものを、縦にしてしまっているのでどうしても、グランドピアノと比べると音の響きやタッチの違いがでてしまいます。
ペダルの違い
グランドピアノとアップライトピアノでは、ペダルの構造も違います。一般的には1つのピアノに3つのペダルがついていますが、名前と機能が全く違います。
♪グランドピアノ
右側:ダンパーペダル
よく使われるペダルで、踏んでいる間の音を伸ばし、響かせることができる。
真ん中:ソステヌートペダル
ペダルを踏む直前に押した音だけを、伸ばすことができる。そのペダルを踏んでいる間は他の音は響かない。
左側:シフトペダル
音を弱くするだけでなく、音色も柔らかいものに変えることができる。
♪アップライトピアノ
右側:ダンパーペダル
グランドピアノと同じ
真ん中:マフラーペダル
音量を下げることができる。演奏というよりは練習用の消音機能になる。
左側:ソフトペダル
音量を下げることができるが、音色は変わらない。
まとめ
このように同じアコースティックピアノでもペダルやタッチ、音の響きなどが全くちがいます。ぱれっとのピアノレッスンでは、初心者の方もグランドピアノでのレッスンができるので、最初のうちから表現力や感性を磨きながらレッスンしています♫