譜読みのやり方①
ピアノの練習を頑張っている方も、練習はそんなに好きじゃないなって方も効率よく練習できる方法があれば知りたくないですか??
今日はピアノの練習の中で一番苦労する方が多い『譜読み』について書いてみようと思います♫
まず、譜読みとは?
新しい曲が弾けるようになるように練習すること。音だけでなく、リズムやハーモニー、曲全体の強弱や雰囲気も読み取れると素晴らしい!
1.曲全体を把握しよう!
さあ!この譜読みするぞー!と頭からいきなり弾き直してはいけません。まずは弾かないで音楽を把握することが大事です!
まず次のことに注意して、楽譜全体を把握をします!
- 曲の長さ
- 拍子
- 調性
- 速度記号です
まず曲の長さをみて、どのくらいで練習できそうか計画をたてます。ここは、パラパラとめくる程度でいいです。『最初はゆっくりなのにここは早くなってる!』『ここは音符が多くて黒いな!』などざっとみた感じで大丈夫です。
次に、拍子記号や調性が変わっているところをチェックします。シャープやフラットを見逃してしまうと全く違う曲になってしまうので注意が必要です。鉛筆を持って楽譜にチェックをしながら見渡すとあとで見たあともわかりやすくなりますよ!
2.曲全体を初見で弾いてみよう!
初見??そう思った方はまたあとで初見についてのブログを書きますね!生徒さんたちにもびっくりされるのですが、ざっくり言ってしまうと初見ははじめての曲を両手でいきなり弾くことです!
『ええええええええ』
『…………………無理。』
色んな反応が聞こえてきそうですが、そんなことは言わないでまずやってみましょう!もちろんすぐできなくていいんです。先ほど付けたチェックを音に少しでも出して確認するというので十分です。
この活動を毎回することで、曲が早く読めるようになり一回では弾けないことを練習で繰り返し弾けば効率よく練習することができます。
♫ここでのポイント♫
- 曲の雰囲気を見る!
- ここでは練習はしない、あくまでさらっと
- 初見で弾かなかったところを把握する
3.練習の計画を立てよう!
さあ、なんとか曲を見渡せたところでいよいよ曲を細かく練習する部分の計画立てです。だらだら思いつきで練習してしまうとどうしても捗りません。ここはしっかり計画をたてましょう!
♫レベル別の目安♫
- 初心者向け→楽譜の1段ずつ、または半分にくぎる。
- 中級者向け→ソナチネなどは提示部、展開部、再現部で区切る。
- 上級者向け→楽章単位やページ数で区切る。
曲の長さにもよりますが、1曲を2週間程度で最後まで譜読みできるように頑張りましょう!先ほど区切ったものを、ここまでを○日まで!と決めたり、小さなお子様は保護者の方がカレンダーに書いてあげてもいいかもしれませんね。
4.いよいよ部分練習スタート!
さあ、ここからが根気との勝負です。正直なところピアノは一回練習しただけではなかなか上手になりません。何回も何回も練習することが大切です。
3で区切った箇所をゆっくり、ゆっくり片手ずつ、両手、また片手と繰り返しながら合わせて行きましょう!中級者の方は、一緒に強弱等の記号もつけて練習してしまいましょう!
♫ここでのポイント♫
- とにかくゆっくり、何度も!
- 区切った箇所だけ
- 強弱など記号も一緒に弾く
??よくある質問??
速い曲を練習しているのになんでゆっくりなの?
→テンポの速い曲をいきなりその速さで練習しても音がつかめません。またミスタッチが当たり前になってしまいます。
強弱を最後にまとめてつけてはダメなの?
→強弱を最後にまとめてつけると、それまではなにも考えず適当な音の大きさで弾くことになってしまい、あと出来上がってからつけたのでは雰囲気がうまく掴めません。また音を小さくしたり、大きくすることはとても難しいので、ゆっくり繰り返しの時から練習するのが効率的です。
まとめ
- 新しい曲はいきなり弾かず、楽譜をみてから!
- まずは初見で弾いてみる!
- 練習する区切りをつくる!
- ゆっくり、何度も部分練習!
いかがでしたか?譜読みを効率的に行うことができると、新しい曲が一段と楽しくなりますよ♪是非やってみてくださいね。