え！左手も？！

ピアノは、主に右手がメロディー、左手が伴奏といった形で行いますが、ピアノを始めたばかりの小さな生徒さんは、片手だけ、1本の指だけを使って弾くところから、始まります。

数ヶ月が経過し、右手だけで弾くことにも慣れた頃、大体の生徒が｢こっちは使わないの？｣と、左手が出てこないことに疑問を持ち始めます。
なので｢この本が終わったら出てくるよ〜！｣などと伝え、ずっと心待ちにされているんです♫

そんな中、先日のレッスンで、タイトルにした、まさに｢え！左手も？！｣と思った出来事がありました。その生徒さんは、片手だけで弾くことができるテキストを行っているので、右手だけを使って、ドレミファソを勉強しています。

いつも頑張って弾いているのですが、いきなり、なんと左手を弾いていたのです！別のテキストのように左手の部分はないのですが、右手と同じ音を、1オクターブ下(真ん中のドから左に向かって次のド)の鍵盤で、右手と同じメロディーを、目印のシールも貼っていないのに、間違えることなく弾けていて、とても驚きました！

同じく驚いていたお母様も思わず、｢〇〇！左はいいんだよ〜！｣と、仰られていた時に、生徒さんが｢左も早く弾きたかった〜｣と言っていて、そんなに心待ちにしてくれているんだ…と思いました。
このブログを書いている時点で、残り数曲で片手でのテキストが終わるので、もうすぐ生徒さんが心待ちにしている左手も、出てきます！
最初は慣れなくても、きっと生徒さんにとって、楽しいだろうな〜！と思いつつ、その日が来るのを、私も心待ちにしています。