スタッカートの種類
今日は、ピアノを弾く時のスタッカートの種類について書いてみようと思います。スタッカートととは、その音を短く切るという意味ですが、演奏には様々な種類のスタッカートがあります♫
ちなみに余談ですが、小さなお子様に初めてスタッカートを教えると、口が回らず『スカッカート?』となどいつも色々な名前で呼ばれるので、笑いながら何度も『スタッカート!』と練習しています笑
それでは、スタッカートの種類をご紹介致します♪
①指だけを使ってはじくように弾く方法
これは早いパッケージや軽い音を出したい時に使います。あまり音量は大きく出せません。
②手首の力を少し利用して弾く方法
手首は①の時にも少し使っていると思いますが、細かい音を1拍ずつまとめたい時に手首を使ってあげるとまとまりやすくなります。また手首の使い方により、バウンドさせるようにすると、ポン!ポン!とした音や、逆に手首を素早く下ろすことで鋭い音を出すことも可能です。
③腕を使うスタッカート
これは音の数にもよりますが、上腕(手首から膝まで)を使って、弾むように弾くことでより深みのある響きのスタッカートができます。
この時のポイントは、ボールを弾ませるように弾くことです。ボールが自分から跳ね上がってくるように、腕や手を下に下ろして、自然と上がるまで自分の力で引き揚げないことがポイントです!
④腕全体、肩から、さらには背中からのスタッカート!
最後はスタッカートというより、和音を抑えないで弾く方法に近いです。特に大きな音を出したい時もこの方法を使うと体の重さも加わり、無理なく豊かな響きの音がつくれます。
体のどの部分を使うかによって、たくさんの種類の音が出せます♫今練習している曲の雰囲気にあわせてどういうスタッカートにするか考えられると素敵ですね。